メトミミノサキ - In the Garden

In the Garden

氾濫した情報や装飾を制限し、本質のみを残すミニマリズムの概念と共に、無限とも言える想像的余地を残し、美に昇華する枯山水は、既に平安期に確立されたインスタレーション作品だが、現代においても表現の進歩にヒントをあたえつづける。日本庭園としての枯山水は、完成されたものとしてその更新を止めている。このままでは絶滅か、一部の愛好家や行政に支えられた博物館入り、に近づいていく事になる。今回のプロジェクト「メトミミノサキ」では、枯山水本来の本質的意義と精神性を抽出し、その再現を試みるが、媒体は庭ではなく、音と映像を用いる。伝統と現代が隔たることなく共存する金沢は、このプロジェクトの土壌として理想的な場所である。今回、ゲストに邦楽囃子方の望月太満衛氏をお迎えし、ユニット名を(1÷0) ² とアレンジして、本作品を出品する。

展示制作:Tokyo Media Interaction

開催場所 | 金沢アートグミ

〒920-0907
石川県金沢市青草町88番地北國銀行武蔵ヶ辻支店3階
開館時間 10:00 ~ 18:00
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日)
ご予約・問い合わせ : 076-225-7780 | info@artgummi.com
Website: https://gallery.artgummi.com/

主催 : 認定 NPO 法人金沢アートグミ
後援:金沢市 , 北國新聞社 , 北陸中日新聞社 , 北陸放送
協力:北國銀行 , 金沢アートグミにご寄付頂いた皆様
※この企画は認定 NPO 法人金沢アートグミの第 4 回企画公募で採択されました。

望月太満衞 | Tamae Mochizuki – 特別ゲスト

邦楽囃子方。石川県金沢市出身。 3歳で初舞台。幼少より祖母 杵屋喜澄 (望月太以)、母 杵屋喜三以満(望月太満)の手習いを受け、長唄を人間国宝 十五代杵屋喜三郎、囃子を十二代目望月太左衛門に師事。 長唄方として杵屋喜三継の名も持つ。 2011年 東京藝術大学音楽学部邦楽科邦楽囃子専攻卒業。現在は金沢を拠点とし東京をはじめ全国各地で古典を中心に演奏活動を行う。また、洋楽器など様々なジャンルとのコラボレーションにも積極的に取り組む。長唄協会会員。金沢素囃子子ども塾講師。